鋳造体験記6−2

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砂型に埋める作業を進めていきます。


空洞にする分のゴムを取り出し、紙にその大きさぴったりの穴をあけました。


本体の砂型を作るための道具と材料一式


そして本体砂型、蓋砂型すべてのための道具と材料一式。


剥離材(白い粉)をふりかけ、原型、湯口用コマ、砂型枠(厚)を置きます。


砂で埋めダボを湯口とは反対方向にさしました。本体と蓋をあとで組み立てるときの目印のためです。
(これが後の溶解金属流失の失敗の原因の一つになったのかもしれない。)

ここで待つこと30分。

ちょっと横道・・・・・
硬化溶液がこの気温と納品してもらってからのかなりの日数のせいで、
ベタベタになっていた。
そういえば、昼、生徒数名が「ダマ」を作ってしまったり、手にベッタリとつけてしまったりと
苦労していましたが、それと同じ目にあってしまいました。

対応→
手に数滴水道水をたらし、それで手に付いた硬化溶液を落とし、更に「ダマ」もつぶして、
砂に混ぜました。

結果→
硬化溶液は充分な堅さを発揮しました。が・・・・・実は不十分だったのかもしれません。
鋳込みの場面で砂型は割れてしまい、中を調べてみると「ダマ」が残っていました。


作品、軽量化のための空洞を作るための型を取り去ります。
消しゴム粘土は忠実にその形をとっていました。
消しゴム粘土は「型どり剤」としても有効かと思います。


本体砂型と、蓋砂型をつかなくするための紙をはさみました。先ほど穴をあけておきましたが、少し大きめに開け直します。
また本体枠と蓋枠がずれないようにビニールテープで固定しました。


蓋の砂を詰めます。

教訓、成果
バックル軽量化の為に裏に空洞を作りましたが
この印鑑捺印用ゴム板で「空洞用の型」を作りその上に消しゴム粘土で作品を作っていく方法は
http://members.at.infoseek.co.jp/Kefi_Pallhkari/index-41.html
「行程2(1の裏面の空間に鋳砂を入れる。)」以降の手間をはるかに楽にしました。

ここで待つこと30分なのですが、ちょうど夕刻でもあり、一昼夜置いておきました。

ちょっと横道・・・・・
硬化溶液がやはりこの気温と日数でベタベタに固まっていたので、
水道水を加え、激しく振って混ぜてから使いました。

結果→
・硬化溶液は水性である!また固まり具合も水を混ぜても問題はありませんでした。
・「ダマ」もなく砂と均等に混ざりました。

 


July.31,2002更新

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【鋳造体験記6−3】に続く・・・・・

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