鋳造体験記１7火力不足の炉を更に改造する

鋳造体験記１６の炉を更にパワーアップしました。

２００４年２月７日

鋳造体験記１６で手作りの炉は一応完成の状態に行ったと思ったのですが、信州長野市の冬の屋外での作業はやはり寒いです。火力がもう少し欲しくなります。 更にパワーアップを試みました。 鋳造体験記１６の炉の送風用の金属パイプには灰等を掃除するための扉があります。 そこをはずしてブロワーをつけました。 送風用金属パイプ＋布ガムテープ＋スチール製缶ジュースの空き缶＋洗濯機用排水ホース＋ブロワー。です。 洗濯機用排水ホースとブロワーはホームセンターで合わせて約3000円で手に入ります。

最初、本来の送風機（写真中央下）の蓋は閉じ、ガムテープで塞いで使っていたのですが、途中で気がつき、新しく取り付けたブロワーと本来の送風機両方で空気を送りました。 冬の屋外（０度近く）だと言うのにかなりの火力が得られました。

まとめ

「良かったこと」

• 低予算で青銅の鋳込みに必要な炉をパワーアップすることができました。
• 鋳造体験記１６の残念だった事の中のモーターのパワー不足を解消できました。

「残念だったこと」

• 引き続き、頑丈さが不足です。写真でご覧の通り、新しい送風ホースをつける空間を作るために三脚の下に更に「積み木」をしています。移動（勿論、炉が冷めてから）にも炉を持つ人一人＋「三脚の下の積み木をもつ人一人＝少なくとも二人必要です。

これから

• 次は炉全体の頑丈さと簡易性の追求です。

その他

• 火力を上げる為に、更に大量の電気と空気を使っています。複雑な気分。
• 逆に今まで、少ない空気のため「コークスはある意味不完全燃焼だった」のかもしれません。理想的な混合率を追求すれば効率も上がるかもしれません。
• 参考：鋳造体験記４、鋳造体験記６、青銅の鋳造・中間まとめ、鋳造体験記１６

Apr.25,2004　新規作成

【鋳造体験記１８】に続く

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